【CL】チャンピオンズリーグ 2016-17 総括

【CL】チャンピオンズリーグ 2016-17 総括

レアル・マドリーの史上初となる連覇で幕を閉じた2016-17シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ。欧州王者の称号を懸けた最高峰の戦いは、今シーズンも幾多の激闘を繰り広げ見るものを熱狂させた。

今シーズンのチャンピオンズリーグもここ数年の傾向を示す通り、スペイン勢を中心とした大会となった。センセーショナルな活躍で一躍大会の主役に躍り出たムバッペが所属するモナコの快進撃、強固な守備と試合巧者ぶりを見せつけ決勝まで進んだユベントスが印象に残った。また、バルセロナが決勝トーナメント1回戦で見せた大逆転劇は、あり得ないと思っていただけに衝撃的な結末となった。

そして昨季王者のレアルは常に攻めの姿勢を貫き、並み居る強豪(ナポリ、バイエルン、アトレティコ、ユベントス)を押しのけ連覇という現行のCL初となる偉業を達成した。ロナウドの爆発力は大会MVPに相応しいのはもちろん、クロース・モドリッチ・カゼミーロにイスコを含めた中盤のクオリティは圧巻だった。

ベストイレブン

CL 2016-17 ベストイレブン(PANDA Chronicle選定)

CL 2016-17 ベストイレブン(PANDA Chronicle選定)
ポジション 選手 チーム
GK ジャンルイジ・ブッフォン ユベントス
ヤン・オブラク アトレティコ・マドリー
DF レオナルド・ボヌッチ ユベントス
ダニエル・カルバハル レアル・マドリー
マルセロ レアル・マドリー
セルヒオ・ラモス レアル・マドリー
ディエゴ・ゴディン アトレティコ・マドリー
MF カゼミーロ レアル・マドリー
トニ・クロース レアル・マドリー
ルカ・モドリッチ レアル・マドリー
イスコ レアル・マドリー
ミラレム・ピャニッチ ユベントス
ティエムエ・バカヨコ モナコ
FW クリスティアーノ・ロナウド レアル・マドリー
リオネル・メッシ バルセロナ
アントワーヌ・グリーズマン アトレティコ・マドリー
キリアン・ムバッペ モナコ
ロベルト・レバンドフスキ バイエルン

UEFAからは上記18名がCL優秀選手として発表され、優勝のレアルからは最多の8名が選出された。その他のチームではユベントスとアトレティコから3名ずつ、モナコから2名、バルセロナとバイエルンからはそれぞれ1名が選ばれた。ユベントスのディバラが選ばれなかったのは少し残念だが来期に期待したい。

ベストイレブンは優秀選手の中からPANDA Chronicleが選定したもので、特に決勝トーナメントでの活躍を重視している。レアルから7名選出したが、特に中盤の4人は他がつけ入る隙がないほど圧倒的なパフォーマンスを披露していた。イスコが活きるトップ下を採用したため、フォーメーションは4-3-1-2。

得点ランキング

順位 選手 チーム ゴール 試合数
1 クリスティアーノ・ロナウド レアル・マドリー 12 13
2 リオネル・メッシ バルセロナ 11 9
3 ロベルト・レバンドフスキ バイエルン 8 9
エディンソン・カバーニ パリ・SG 8
5 ピエール・エメリク・オーバメヤン ドルトムント 7 9
6 キリアン・ムバッペ モナコ 6 9
アントワーヌ・グリーズマン アトレティコ・マドリー 12
8 ラダメル・ファルカオ モナコ 5 8
ゴンサロ・イグアイン ユベントス 12
カリム・ベンゼマ レアル・マドリー 13
セルヒオ・アグエロ マンチェスター・C 7
ドリース・メルテンス ナポリ 8

レアルのロナウドが史上初となる5大会連続(通算6回目)の得点王に輝いた。決勝の2ゴールで11ゴールのメッシを抜き去り単独の得点王を引き寄せ、さらに3度のCL決勝でゴールを決めた史上初の選手となった。CL通算では140試合に出場し、歴代最多の105ゴールをマークしている。2位はメッシでグループステージでは10ゴールと量産したが、決勝トーナメントでは4試合で1得点と失速したのが響いた。

決勝

チーム スコア チーム
ユベントス 1 – 4 レアル・マドリー
マンジュキッチ(27’) 得点 ロナウド(20′,64’)
カゼミーロ(61’)
アセンシオ(90’)

イタリアサッカーの復権を託されたユベントスと、史上初の連覇に挑むレアルの頂上決戦。お互い累積警告や怪我による欠場もなくほぼベストメンバーが揃った。前半はユベントスが互角以上の戦いを見せ、1-1の同点で折り返す。しかし後半は中盤を完全に支配したレアルが主導権を握り続け、3ゴールを重ねたレアルが勝利。リードしても守りに入らず、攻め続けたジダン監督の采配がレアルを優勝へ導いた。

決勝戦の詳細:【CL】レアル・マドリーが史上初の連覇達成!

準決勝

チーム 合計 チーム 1st 2nd
レアル・マドリー 4-2 アトレティコ・マドリー 3-0 1-2
モナコ 1-4 ユベントス 0-2 1-2

昨年のCL決勝カードが準決勝で再現。1st legをロナウドのハットトリックで制したレアルが、2nd legで敗れるも合計スコア4-2として2年連続の決勝進出を決める。決勝トーナメントで4シーズン連続激突しているこのカードは全てレアルが勝利を収めている。もう一試合のモナコ対ユベントスは2試合合計1-4とユベントスが制して2年ぶりとなる決勝進出を果たした。ここまで自慢の攻撃陣で勝ち進んできたモナコだったが、ユベントスの守備陣を崩すことができず無念の敗退となった。

準々決勝

チーム 合計 チーム 1st 2nd
アトレティコ・マドリー 2-1 レスター・シティ 1-0 1-1
ドルトムント 3-6 モナコ 2-3 1-3
バイエルン 3-6 レアル・マドリー 1-2 2-4
ex
ユベントス 3-0 バルセロナ 3-0 0-0

昨季奇跡のプレミアリーグを制し、クラブ史上初となるCLで勝ち進むレスターは、アトレティコの堅実な試合運びの前に惜しくも敗退。ムバッペの活躍でドルトムントとの打ち合いを制したモナコが躍進を続ける。決勝のカードでもおかしくないバイエルンとレアルの一戦は、今大会唯一の延長戦までもつれ込んだがロナウドのハットトリックでレアルが勝ち抜け。もう一つも強豪同士の対決で注目を集めたユベントス対バルセロナ。ユベントスがブッフォンを中心に強固な守備を見せ無失点でバルセロナを撃破した。

決勝トーナメント1回戦

チーム 合計 チーム 1st 2nd
マンチェスター・C 6-6 モナコ 5-3 1-3
レアル・マドリー 6-2 ナポリ 3-1 3-1
ベンフィカ 1-4 ドルトムント 1-0 0-4
バイエルン 10-2 アーセナル 5-1 5-1
ポルト 0-3 ユベントス 0-2 0-1
レバークーゼン 2-4 アトレティコ・マドリー 2-4 0-0
パリ・SG 5-6 バルセロナ 4-0 1-6
セビージャ 2-3 レスター・シティ 2-1 0-2

ベスト16最大のハイライトはパリ・SGとバルセロナの一戦。1st legは4-0とパリ・SGが圧勝したが、2nd legでバルセロナが6-1と大勝し劇的な逆転勝利で準々決勝へ進んだ。ベスト16ではバイエルンと4度目の対戦となるアーセナルは、2試合とも1-5と完敗し7シーズン連続のベスト16敗退となった。レアルとアトレティコのマドリード勢は、ナポリとレバークーゼンという曲者をそれぞれ退けた。

グループステージ

グループA
チーム 勝数 分数 負数 得点 失点 +- 勝点
アーセナル 4 2 0 18 6 12 14
パリ・SG 3 3 0 13 7 6 12
ルドゴレツ 0 3 3 6 15 -9 3
バーゼル 0 2 4 3 12 -9 2
グループB
チーム 勝数 分数 負数 得点 失点 +- 勝点
ナポリ 3 2 1 11 8 3 11
ベンフィカ 2 2 2 10 10 0 8
ベシクタシュ 1 4 1 9 14 -5 7
D・キエフ 1 2 3 8 6 2 5
グループC
チーム 勝数 分数 負数 得点 失点 +- 勝点
バルセロナ 5 0 1 20 4 16 15
マンチェスター・C 2 3 1 12 10 2 9
ボルシアMG 1 2 3 5 12 -7 5
セルティック 0 3 3 5 16 -11 3
グループD
チーム 勝数 分数 負数 得点 失点 +- 勝点
アトレティコ・マドリー 5 0 1 7 2 5 15
バイエルン 4 0 2 14 6 8 12
ロストフ 1 2 3 6 12 -6 5
PSV 0 2 4 4 11 -7 2
グループE
チーム 勝数 分数 負数 得点 失点 +- 勝点
モナコ 3 2 1 9 7 2 11
レヴァークーゼン 2 4 0 8 4 4 10
トッテナム 2 1 3 6 6 0 7
CSKAモスクワ 0 3 3 5 11 -6 3
グループF
チーム 勝数 分数 負数 得点 失点 +- 勝点
ドルトムント 4 2 0 21 9 12 14
レアル・マドリー 3 3 0 16 10 6 12
レジア・ワルシャワ 1 1 4 9 24 -15 4
スポルティングCP 1 0 5 5 8 -3 3
グループG
チーム 勝数 分数 負数 得点 失点 +- 勝点
レスター・シティ 4 1 1 7 6 1 13
ポルト 3 2 1 9 3 6 11
コペンハーゲン 2 3 1 7 2 5 9
クラブ・ブルージュ 0 0 6 2 14 -12 0
グループH
チーム 勝数 分数 負数 得点 失点 +- 勝点
ユヴェントス 4 2 0 11 2 9 14
セビージャ 3 2 1 7 3 4 11
リヨン 2 2 2 5 3 2 8
D・ザグレブ 0 0 6 0 15 -15 0

大きな波乱はなく、前評判通り強豪クラブが順当に決勝トーナメントへ進出。2位通過となった優勝候補のバイエルンとレアル・マドリーが、どのチームと対戦することになるかが注目を集めた。ドルトムントは6試合合計21得点をあげ、グループステージ最多得点記録を更新した。

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