東京町田市の鶴川駅近くにある「和光大学ポプリホール鶴川」は2012年9月にオープン。市立図書館分館や音楽を主目的とした複合文化施設の設計は、環境デザイン研究所会長の仙田満。
和光大学ポプリホール鶴川は約9万冊を蔵書する図書館、音響性能を重視した300席のホール、行政窓口、カフェなどが併設され多様なジャンルの催し物を開催するなど市民が気軽にコミュニケーションを図ることができる。ポプリホールのポプリは芳香のある種々の草花の「ポプリ」と、ラテン語の「Populus(民衆の意)」をかけ合わせたもの。人々が集い文化が香る空間をイメージして町田市初のネーミングライツ制度採用(2022年度末まで)により名付けられた。
線路側南の外観
正面入口からのエントランスホール
娘が初めてピアノの発表会で演奏するため、小田急線鶴川駅から徒歩3分の距離にある和光大学ポプリホール鶴川へ。地下2階から地上4階で構成されている建物の外観は文化施設らしい落ち着いたブラウンで、四方は道路に囲まれ南側には小田急線の線路がすぐ近くを通る。エントランスから入ると証明書発行を中心とした鶴川駅前連絡所があり、階段を上った南側には交流スペースが広がる。
2階は町田市内7館目の鶴川駅前図書館で、吹き抜け越しに見る雰囲気はブックカフェのようでもあり明るくゆったりしていてとても居心地が良い。立地を活かして町田市の図書館で一番遅い19:00(火・水・金)まで開いている。3階はピアノ・楽器・歌の練習ができるリハーサル室や練習室の他に、多目的室・会議室・エクササイズルームなどの貸し出し施設が設けられている。
図書館は市内第4位の蔵書規模