安藤忠雄設計の直島「ベネッセハウス ミュージアム」

安藤忠雄設計の直島「ベネッセハウス ミュージアム」

美術館とホテルが一体となり、世界でも類い稀な施設の直島「ベネッセハウス ミュージアム」は1992年7月に開館。ベネッセアートサイト直島代表、福武總一郎の依頼で安藤忠雄が設計。

ベネッセハウス ミュージアムはベネッセアートサイト直島の中核施設「ベネッセハウス」の本館・ミュージアム棟で、コンセプトは「自然・建築・アートの共生」。作品は絵画・彫刻・写真・インスタレーションなどに加え、アーティストが直島のために制作したサイトスペシフィック・ワークを屋内外に恒久展示している。直島の景観を活かし室内にいても常に外部の自然を感じられる建物の設計は、1995年に「プリツカー賞」を受賞するなど日本を代表する建築家の安藤忠雄で、2010年には文化勲章も授与されている。
杉本博司「タイム・エクスポーズド」

杉本博司「タイム・エクスポーズド」

ブルース・ナウマン「100生きて死ね」

ブルース・ナウマン「100生きて死ね」

瀬戸内海を望む高台に建つベネッセハウス ミュージアムは建物の半分が地中に埋め込まれているが、自然光がテラスを介して入り込みとても明るく開放的。コンクリートの打ち放しに白大理石の乱積みと、安藤忠雄の建築は本当に格好いい。木々の緑や瀬戸内海・空の青さが美しく重なり、建築そのものがまさにアート。

館内は地下1階~地上2階まで杉本博司「タイム・エクスポーズド」やブルース・ナウマン「100生きて死ね」、安田侃「天秘」、柳幸典「バンザイ・コーナー」、須田悦弘「雑草」などの現代美術作品が展示されている。中でも地下1階にある「100生きて死ね」の存在感は圧倒的。「PLAY AND LIVE」「PLAY AND DIE」「TOUCH AND LIVE」「TOUCH AND DIE」など生と死を関係付けたネオン管のメッセージが1つずつ点滅し、最後に100個全てが点灯する。色彩的にも綺麗で色々と考えさせられる魅力的な作品。
安田侃「天秘」

安田侃「天秘」

瀬戸内海を一望できるミュージアムカフェ・ショップ

瀬戸内海を一望できるミュージアムカフェ・ショップ

作品を一通り観た後は2階のミュージアムカフェへ。直島=草間彌生のかぼちゃ!ということでパンプキン・スープを注文。かぼちゃの甘味が美味しく、屋外作品の大竹伸朗「シップヤード・ワークス 船底と穴」や眼下に広がる瀬戸内海を眺めながらまったりと過ごす。カフェにはミュージアムショップも併設され、アーティスト関連の書籍や写真集の他に、ベネッセアートサイト直島のオリジナルグッズも豊富に取り揃えている。

さらに美術館の中には「作品に一番近い」ホテルがある。(今回は満室のためパークに宿泊)わずか10室だが、ツイン/デラックスツイン/ファミリースイート/スイートの4タイプに分かれ、どの部屋からも瀬戸内海を見渡せる。静まり返った夜に、作品をゆっくり鑑賞できる楽しみは次回にとっておこう。
地下1階テラスから見上げる外観

地下1階テラスから見上げる外観

ベネッセハウス ミュージアム/Benesse House Museum

住所
〒761-3110 香川県香川郡直島町琴弾地 ベネッセハウス ミュージアム < 地図を表示 >
Tel
087-892-3223
設計
安藤忠雄(日本)
公式サイト
ベネッセハウス ミュージアム
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