箱根 仙石原の自然に囲まれた「箱根ハイランドホテル」は1957年5月に開業。落ち着いた雰囲気と上質なサービスで贅沢な時間を過ごせる。新客室「森のレジデンス」の設計は岡部憲明。
箱根ハイランドホテルは、優れた経営手腕で三井財閥の総帥まで上り詰めた團琢磨の別荘を長男の伊能がホテルとして開業し、増改築を重ね現在のモダンなリゾートホテルとなった。約15,000坪の広大な庭園や遊歩道を散策して、夜はフランス料理と温泉でリラックス。静養目的のリピーターが多く、星の王子さまミュージアムや箱根ガラスの森美術館へは徒歩圏内と立地にも恵まれている。
庭園から見上げた本館(フロント・ラウンジなど)
クリスマスツリーも飾られ、広く寛ぎやすいラウンジ
夏から続いた仕事の区切りがつき、一度リセットするために温泉を求めて箱根へ。箱根ハイランドホテルへの道のりは簡単で、東名高速の御殿場ICを降りた後は国道138号線を真っ直ぐ進むと20分程で到着。館内や周辺を軽く散歩をしてホテルの楽しみのひとつ、ラウンジへ。ホテルのシンボルマークとなっている鹿が描かれたカプチーノと、オリジナルサンドイッチを食べながらまったりと過ごす。
お腹も落ち着き、早速部屋に戻って露天風呂へ。今回は2014年3月に新設された「森のレジデンス」の温泉露天風呂付きツインに宿泊。設計は関西国際空港旅客ターミナルや小田急ロマンスカー「VSE」「MSE」などを手がけた岡部憲明。全15室を斜めにずらして雁行型にすることでプライベート感を高めている。部屋の天井が高く曲線の勾配がテラスに向かって視線を誘う造りが印象的で、大型の加湿器にコーヒーメーカー、シャンプーなどはロクシタンと設備やアメニティも充実している。
デスク前の壁は全面鏡張りでテラス側の景色を映し出す