美術館に遊び場も!「PLAY! MUSEUM & PARK」

美術館に遊び場も!「PLAY! MUSEUM & PARK」

東京都立川市のGREEN SPRINGS内にある「PLAY! MUSEUM & PARK」は2020年6月にオープン。内装設計は世界環境建築賞を受賞した 「ふじようちえん」などを手掛ける手塚建築研究所。

立川駅から徒歩8分程の距離に位置し、ステージガーデンやソラノホテル、商業施設・オフィス等で構成された新街区のGREEN SPRINGS。駅前の賑わいと昭和記念公園の自然が交じり合う立地を「まちの縁側」とし、人と人とのコミュニケーションを促す豊かな機会を創出している。PLAY!はその敷地内に建ち、絵とことばがテーマの美術館・PLAY! MUSEUMと、身近な素材で遊び方は子どもが決める屋内広場・PLAY! PARKで構成され、大人も一緒になって楽しむことができる。

新たな都市空間として注目されているGREEN SPRINGS

新たな都市空間として注目されているGREEN SPRINGS

クマのプーさんに関する豆知識をわかりやすく展示

クマのプーさんに関する豆知識をわかりやすく展示

娘が大好きな「クマのプーさん」の展覧会を開催している立川のPLAY! MUSEUMへ。GREEN SPRINGSの1階駐車場に車を駐めたが10時のオープンにはまだ時間があるため、GOOD SOUND COFFEEの美味しいコーヒーを片手に2階を散策。緑と水を中心にパブリックアートも点在していて心地良い空間が広がる。緩やかな階段に水が流れるカスケードは、早くも沢山の親子連れが水遊びをする姿も。

時間となり「クマのプーさん」展の鑑賞スタート。最初の展示はアルファベット26個のキーワードでクマのプーさんの人気の秘密を紹介する「Pooh A to Z」。知っているようで知らないプーさんや物語の作者・舞台、日本や世界への波及についてなどを知ることができる。次の展示は映像インスタレーション「アッシュダウンの森のきろく」。プーさんの物語の舞台となったイングランド南部のアッシュダウンの森の美しい景色を、現代技術によって複数のスクリーンに映し出している。

絵本の表紙の原画と写真が撮れるフォトスポット

絵本の表紙の原画と写真が撮れるフォトスポット

百町森(100 エーカーの森)に原画が並ぶ

百町森(100 エーカーの森)に原画が並ぶ

メインコーナー「プーとあるく」は、施設の特徴的な楕円形展示室を物語の舞台「百町森(100エーカーの森)」にイメージして演出。貴重な原画が多数公開されていて、丘のようなスロープに風を感じさせる緑・青・黄・赤色の布や木漏れ日を思わせる階段など森の中を歩くように原画を楽しめる。最後はフォトスポットで写真を取り、PLAY! SHOPでは念願のクラシックプーのぬいぐるみを購入。プーさんのぬいぐるみはこれで3個目だけどね…。(会期は2022/7/16~10/2まで)

続いては3階のPLAY! PARKにも。走ったり寝転んだりと思い切り遊べる大きなお皿エリアには布が垂れ下がり、ハンモックやブランコにして遊ぶことができる。枕を掻き集めて家を作って見たり遊び方は子どもの発想次第。ピアノやワークショップなどのエリアもあり雨の日でも楽しめるのが嬉しい。大きなお皿は定期的に遊具が変わるので、美術館の企画展もチェックしながらまた訪れたい。

白くて柔らかい大きなお皿は沢山の布で遊べる

白くて柔らかい大きなお皿は沢山の布で遊べる

PLAY! MUSEUM & PARK

住所
〒190-0014 東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3棟 < 地図を表示 >
Tel
042-518-9625
設計
建築:山下設計・大林組設計共同企業体(日本)
内装:手塚建築研究所(日本)
公式サイト
PLAY! MUSEUMとPARK