島の豊かな自然と空き家・空き地を活用し、アートと建築が住民の生活と一体となって展開する犬島「家プロジェクト」は2010年7月に開始。ディレクションは長谷川祐子と妹島和世。 犬島「家プロジェクト」は直島の家プロジェクト同様に過疎化が進む集落の廃屋などを利用し、アートが日常生活と限りなく近距離に存在することで訪れた方と住民...
Architecture | PANDA Chronicle - Part 8( 8 )
国内外を問わず、今まで訪れた建築を美術館・博物館中心に紹介。展示作品についても。
廃墟となった銅製錬所を美術館として保存・再生した「犬島精錬所美術館」は2008年4月に開館。環境に負荷を与えないよう電気を使わず自然エネルギーだけで館内を快適に保つ設計は三分一博志。 瀬戸内海に浮かぶ周囲約4kmの犬島は岡山県で唯一人が住む小さな島。古くは御影石の産地で栄えたが、近代化に伴い帯江鉱山の製練所が1909年...
小豆島と直島の間に位置する豊島。その島の小高い丘にある「豊島美術館」は2010年10月開館。設計は同年に妹島和世との建築ユニット「SANAA」でプリツカー賞を受賞した西沢立衛。 瀬戸内の潤沢な漁場と農産物に恵まれて文字通り「豊かな島」であった豊島。過疎化が進み使用されなくなっていた棚田を再生させ豊島美術館が建てられた。...
直島の「李禹煥美術館」は瀬戸内国際芸術祭のプレオープンとして2010年6月に開館。谷あいから海へと繋がる地形を活かした設計は、同島のベネッセハウス・地中美術館も手掛けた安藤忠雄。 ベネッセハウス ミュージアムから歩いて数分、瀬戸内海を臨む谷あいにひっそりと佇む李禹煥美術館。李禹煥(リ・ウファン)は韓国生まれでドイツやイ...
ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレル、クロード・モネの作品が恒久的に展示され、建物が地中に埋設した直島「地中美術館」は2004年7月に開館。設計は直島で4件目となる安藤忠雄。 ベネッセアートサイト直島代表の福武總一郎がモネの「睡蓮」を購入したことがきっかけで構想が具体化した地中美術館。アーティストとキュレーターが...
美術館とホテルが一体となり、世界でも類い稀な施設の直島「ベネッセハウス ミュージアム」は1992年7月に開館。ベネッセアートサイト直島代表、福武總一郎の依頼で安藤忠雄が設計。 ベネッセハウス ミュージアムはベネッセアートサイト直島の中核施設「ベネッセハウス」の本館・ミュージアム棟で「自然・建築・アートの共生」をコンセプ...
館内の各所にアートがあり客室からは瀬戸内海、さらには四国の山並みが一望できる直島「ベネッセハウス パーク」は2006年7月に開館。設計は直島で数々の建築を手掛けている安藤忠雄。 ベネッセハウス パークは宿泊施設以外に現代美術作家 杉本博司のサイトスペシフィック・ワークをはじめ、宿泊者だけが鑑賞できる作品を展示している。...
直島の海の玄関として多くの来場者を迎えるフェリーターミナル「海の駅 なおしま」は2006年10月にオープン。設計は2010年にプリツカー賞を受賞した、妹島和世と西沢立衛のSANAA。 瀬戸内海に浮かぶアートの島として知られる直島の玄関口、宮浦港に建てられた「海の駅 なおしま」は平屋でSANAAらしく透明感のあるデザイン...
滝のシリーズが有名な美術作家、千住博の個人美術館「軽井沢千住博美術館」は2011年10月に開館。設計は先鋭的なデザインと、妹島和世とのユニット「SANAA」でも活躍している西沢立衛。 軽井沢千住博美術館は周囲の自然や地形と一体となるガラス張りの建物で、館内は明るく開放的。千住博が1978年から制作した作品を約100点収...
日常的な出来事に改めて目を向け、デザインの視点から提案・発信する「21_21 DESIGN SIGHT」は2007年3月に開館。巨大屋根や日本最長の複層ガラスなど建築技術を結集した設計は安藤忠雄。 21_21 DESIGN SIGHTはデザインの現状・制作現場をよく知るデザイナー、三宅一生(服飾)・佐藤卓(グラフィック...