科学の知識・面白さを凝縮!「多摩六都科学館」

科学の知識・面白さを凝縮!「多摩六都科学館」

世界4位の先進的なプラネタリウムがある「多摩六都科学館」は1994年3月に開館。設計は学校や博物館にコミュニティ施設など、元気を育てる子供の空間造りに定評のある環境デザイン研究所。

多摩六都科学館の六都とは多摩北部地域の小平・東村山・清瀬・東久留米・田無・保谷の6市を指す。(田無市と保谷市が2001年1月に合併して西東京市となったため現在は5都市)館内は5つのテーマ「チャレンジの部屋」「からだの部屋」「しくみの部屋」「自然の部屋」「地球の部屋」に別れて展示されている。メインはもちろんプラネタリウムで、土日は開館前から行列ができるほどの大人気。

プラネタリウムの球体を活かした外観

プラネタリウムの球体を活かした外観

スペースシャトル「エンデバー」の実物大模型

スペースシャトル「エンデバー」の実物大模型

2012年にリニューアルしたプラネタリウムを観るために開館の30分前に到着。すでに10組先着がいて入館前にはかなりの行列。チケット購入後、1階の「チャレンジの部屋」から回る。力や重さ・光など宇宙の不思議が学べ、月の重力を体感できるムーンウォーカーやジャングルジムのように登れるスペースシャトルの大型模型はとても楽しそう。「からだの部屋」では見る・聞く・触るなど、様々な感覚で体験してからだの作りを再発見。「しくみの部屋」では機械が動くメカニズムや電気・ガスについて学べ、リニアモーターカーの模型を自分で動かしたりバイクをこいで発電することができる。

あっという間に時間が過ぎ、いよいよプラネタリウムのある「サイエンスエッグ」へ。プログラムは絵本の読み聞かせのような映像作品のキッズプラネタリウム「きみにみえるように」。ドーム内は234席と広く、つなぎ目が見えない巨大スクリーンに期待が高まる。しかしいざ投影が始まると2歳の子どもが暗闇を怖がってしまいまさかの退席。。。残念ながらプラネタリウムは次の機会に。

機械やエネルギーのシステムを学べる「しくみの部屋」

機械やエネルギーのシステムを学べる「しくみの部屋」

動物の剥製や生きた魚に出会える「自然の部屋」

動物の剥製や生きた魚に出会える「自然の部屋」

子供が落ち着いたためそのまま2階の展示室へ。「自然の部屋」では地域の自然環境や生き物をテーマにして、標本・生体展示で様々な発見をする。「地球の部屋」では貴重な化石や岩石をじっくり観察。中でもボタンを押すと人工的に竜巻が起こせる装置はとても興味深かった。屋外でも科学についての展示があり、 30m離れた場所でも電気無しで声が聞こえる「耳の望遠鏡」が面白い。

休憩は1階のカフェロクトへ。カレーやパスタ、ホットドッグなどがありパンや飲み物はテイクアウトもできる。奥には広い休憩室もあり、カフェロクトは混雑するためお弁当を持参するのがおすすめ。多摩六都科学館は科学の面白さ・奥深さを知るために見て・触れて・体験しながら楽しく学べる。

お弁当など持ち込みできる休憩室

お弁当など持ち込みできる休憩室

多摩六都科学館/Tamarokuto Science Center

住所
〒188-0014 東京都西東京市芝久保町5-10-64 < 地図を表示 >
Tel
042-469-6100
設計
環境デザイン研究所(日本)
公式サイト
多摩六都科学館