山梨県の河口湖畔に位置する「富士山パノラマロープウェイ」は1959年7月に開業。日本昔話「カチカチ山」の舞台となった天上山の山頂を結び、展望台からは富士山の大パノラマを一望できる。
富士山パノラマロープウェイの旧名称は「河口湖天上山公園 カチカチ山ロープウェイ」で、世界中の人々に富士山と河口湖の魅力を伝えたいという思いから2018年4月に変更された。天上山までは約3分で到着し、乗り込んだゴンドラからは徐々に広がる河口湖を眺めていると期待が高まる。山頂では日本が誇る世界遺産・富士山の裾野を含めた全体像を見渡せる。さらにカチカチ山に因んだうさぎ神社や売店のたぬき茶屋、富士山に向かって飛び込むような絶景ブランコなども楽しめる。

ガラス面の多い3代目のゴンドラ

富士山の全景を望む
河口湖へ遊びに来たので、しっかりと富士山を見ておきたく富士山パノラマロープウェイへ。混雑するため早めに向かったが、既に行列ができていて待ち時間は30分以上かかってしまった。それでも運良く先頭で乗車できたため、標高1,075mの富士見台駅へ登る間は河口湖を眼下に素晴らしい景色を楽しむ。降車後はゆるやかなスロープに整備された絶景パノラマ回廊を歩いて山頂広場に到着。
山頂広場や展望台からの富士山は、厳かな雰囲気で凛とした姿にただただ感動するばかり。世界でも美しい山の一つに挙げられることも多く、2013年6月には世界文化遺産に登録された。そういえば半分くらいは外国人観光客で、人気の観光スポットとして紹介されているのだろう。富士山を撮るには展望台からが最高の撮影スポットになるが、鳴らすと縁結びや無病息災のご利益があると言われている天上の鐘や、カチカチ山のオブジェと一緒の構図も良い記念になる。

ハート型が可愛い天上の鐘