Architecture | PANDA Chronicle - Part 5( 5 )

国内外を問わず、今まで訪れた建築を美術館・博物館中心に紹介。展示作品についても。

くじらの背中を悠々と「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」
横浜の海の玄関として国内外の客船が寄港する「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」は2002年12月にリニューアル。設計はロンドンの建築設計事務所FOA(エフ・オー・アーキテクツ)。 横浜港大さん橋国際客船ターミナルは、ペリーの黒船来航により1859年7月に開港した横浜港の湾岸施設として「飛鳥II」「ダイヤモンド・プリンセ...
世界に誇る葛飾北斎の魅力を発信!「すみだ北斎美術館」
江戸時代後期に浮世絵師として西洋に多大な影響を与え、世界的評価の高い葛飾北斎の作品や魅力を伝える「すみだ北斎美術館」は2016年11月に開館。設計は日本を代表する建築家の妹島和世。 墨田区は葛飾北斎生誕の地で、生涯の殆どを区内で過ごしながら優れた作品を数多く残した。その縁の地に建てられたすみだ北斎美術館は北斎と門人の作...
山梨の歴史を学び自然と人が向き合う「山梨県立博物館」
山梨の歴史・文化を自然環境や生活の観点から知ることができる「山梨県立博物館」は2005年10月に開館。設計は空港ターミナルやスポーツ施設を中心に様々な設計を手掛ける梓設計。 山梨県立博物館は日本のほぼ中央に位置する山梨県の「自然と人」をテーマに、豊かな自然と人々がどのように向き合ってきたのか歴史的観点から紐解き分かりや...
妹島和世設計の環境・生活に溶け込む「鬼石多目的ホール」
群馬県藤岡市の旧鬼石中学校跡地に建てられた「鬼石多目的ホール」は2005年3月に竣工。設計はガラスを用いた作風で知られ、西沢立衛とのユニット「SANAA」でも活躍している妹島和世。 鬼石多目的ホールは2006年1月に藤岡市へ編入した旧鬼石町の中心地に位置し、管理棟・多目的ホール・体育館の施設が独立した3棟で構成されてい...
ブリューゲル傑作のバベルの塔が来日!「東京都美術館」
都民への美術振興を目的に都が設置し、上野恩賜公園内にある日本初の公立美術館「東京都美術館」は1975年9月に開館。設計はモダニズム建築の旗手として日本建築界を牽引した前川國男。 東京都美術館の歴史は古く、1926年5月に東京府美術館として開館。来館者の増加に対応するために現在の建物へ改築したのが、巨匠ル・コルビュジエの...
日本初のマルセル・ブロイヤー家具展「東京国立近代美術館」
皇居に近い東京都千代田区の北の丸公園にあり、日本近代美術の歴史を概観できる「東京国立近代美術館」は1969年6月に開館。設計は東宮御所や東京国立博物館東洋館を手掛けた谷口吉郎。 東京国立近代美術館(本館)は国内初の国立美術館として1952年12月、中央区京橋で前川國男の設計により開館。しかしコレクションの増加や企画展を...
長谷川逸子設計の果物ドーム「山梨県笛吹川フルーツ公園」
富士山や甲府盆地を一望することができる「山梨県笛吹川フルーツ公園」は1995年10月に開園。敷地内にある3つのドームの設計は、日本の大型公共建築で実力を高く評価されている長谷川逸子。 山梨県笛吹川フルーツ公園は一年を通して葡萄・桃などのフルーツや花・木を楽しむことができる都市公園。広大な敷地内にはバーベキューやアスレチ...
草間彌生ワールドの集大成に興奮!「国立新美術館」
2016年11月に文化勲章を受章した前衛芸術家の「草間彌生」。時代の最先端を走り続け、水玉をはじめ初期から現在までの集大成として過去最大級の個展「わが永遠の魂」を国立新美術館で開催。 2017年1月に開館10周年を迎えた国立新美術館に関しては、常設展の無い新しいタイプの美術館「国立新美術館」で触れているため、今回の記事...
ガラスアトリウムに圧倒される「東京国際フォーラム」
東京・丸の内にあるコンベンション&アートセンター「東京国際フォーラム」は1997年1月にオープン。設計は国際建築家連合(UIA)の国際公開コンペで決定したラファエル・ヴィニオリ。 東京国際フォーラムは旧東京都庁舎の跡地に建設され、大小8つのホールと34の会議室からなる総合文化施設。JR 有楽町・東京駅や各地下鉄からのア...
神秘的な三角形に魅了される「21世紀キリスト教会」
大使館が点在し、国際色豊かな広尾の住宅街にひっそりと佇む「21世紀キリスト教会」(広尾の教会)は2014年8月に竣工。設計は「光の教会」など国内の教会建築で6作目となる安藤忠雄。 21世紀キリスト教会は聖書信仰に基づき正統的なプロテスタント教会で、誰でも参加できる日曜・水曜礼拝やセミナーなどが行われ、結婚式を挙げること...