芝生に彫刻を配置した「彫刻庭園」形式で、国内初の野外美術館「箱根 彫刻の森美術館」は1969年8月に開館。設計は東京都庁舎など多くの公共施設にモニュメントを残した彫刻家の井上武吉。
箱根の山々が見渡せる広大な敷地およそ7万平方mに、ヘンリー・ムーア、ジョアン・ミロ、オーギュスト・ロダンなどの彫刻が約120点、散策気分で鑑賞できる。さらに20世紀を代表するスペインの芸術家パブロ・ピカソの作品のみを展示した日本初の「ピカソ館」も見逃せない。子供が造形を楽しめる作品やミュージアムカフェに足湯もあり、自然の中で1日ゆっくり過ごすことができる。
本館ギャラリーと屋外作品
後藤良二「交叉する空間構造」
特に予定していなかったが、キャンセルが出て急遽箱根のホテルが予約できたため早起きをして出発。GWということで東名高速の渋滞を覚悟したが、殆ど巻き込まれず8:30過ぎには「箱根 彫刻の森美術館」の駐車場へ到着。新芽が芽吹き、天気も青空が広がりとても気持ちの良い気候となった。
前日に入場券をアプリで購入したため、9:00開館とともにほぼ1番乗り。エントランスを抜けて右手にある本館ギャラリーでは、企画展「横尾忠則 迷画感応術」が開催中。(会期は2016/3/19~8/28まで)紙皿を使い絵画パレットでデザインされた市販の車がとても可愛い。屋外を少し歩くとCMで良く見た黒(男性)と赤(女性)が四肢を伸ばした群像の作品「交叉する空間構造」があり、八重桜と空とのコントラストが素敵。近くには大きな目玉焼きのベンチもあり寝そべることもできる。
2階にギャラリーも併設されたミュージアムカフェ