関東に覇を唱え続けた北条氏の居城「小田原城」

関東に覇を唱え続けた北条氏の居城「小田原城」

神奈川県小田原市にある北条氏の本拠として有名な「小田原城」は1960年5月に復興。外観は江戸時代の姿を復元し、城内は歴史資料の展示室や相模湾を一望できる展望デッキなど施設も充実。

小田原城は15世紀中頃に大森氏が築城したと推測されている。15世紀末に北条早雲(伊勢宗瑞)が大森氏を打ち破り、以降5代約100年にわたって北条氏が関東支配の拠点として上杉謙信や武田信玄をも退け、難攻不落の城と呼ばれた。しかし豊臣秀吉の石垣山一夜城の前に降伏することになり戦国時代が終焉を迎え、江戸時代には徳川譜代大名の居城となった。明治時代に廃城となったが昭和から現在も国指定史跡・都市公園に指定され、往時の姿を取り戻すよう史跡整備が進めれれている。

住吉橋と枡形の銅門

住吉橋と枡形の銅門

常盤木門に続く橋と石段

常盤木門に続く橋と石段

2021年も残りわずか。ヒルトン小田原リゾート&スパでゆっくり休もうと思ったけど、天気も良いので小田原城へ。小田原城址公園の報徳二宮神社の駐車場に車を停め、少し歩いて正規登城ルートの馬出(うまだし)門からスタート。敵の侵入を遅らせるためいきなり直角に曲がり内冠木(うちかぶき)門を抜けると、今度は住吉橋を渡って枡形の銅(あかがね)門をくぐると再び直角に進路を変える。天守閣の姿は見えず、さすが難攻不落の城には簡単に辿り着けなさそうだ。

NINJA館のある広い二の丸の敷地を進み、朱塗りの橋を渡って石段を登り常盤木(ときわぎ)門を抜けると、やっと天守閣が全貌を現す本丸に到着。2016年4月に終えた平成の大改修により耐震補強の他に外壁塗装も施され、美しい白亜の壁は約40mもの高さを誇る天守閣の威容をさらに際立たせている。打込接・布積みの重厚感ある天守台(石垣)や青空とのコントラストがとても素敵。

小田原城の歴史を学べる天守閣内の展示室

小田原城の歴史を学べる天守閣内の展示室

北条にちなんだメニューがある本丸茶屋

北条にちなんだメニューがある本丸茶屋

天守閣内は刀剣・甲冑・模型・絵図の展示やシアター映像などで、小田原の歴史や武家文化を知ることができる。最上階の5階には江戸時代の天守に祀られていたとされる摩利支天像の安置空間再現や、展望デッキからは相模湾や箱根・丹沢の山々、伊豆半島も望むことができる。1階のミュージアムショップでは、北条五代の武将印やステッカーなどオリジナルグッズを豊富に取り揃えている。

天守閣のすぐ側にはこども遊園地もあり、乗り物の形をした自動遊器具やゴーカートで遊べレトロな雰囲気がとても良い。お腹が空いたので蕎麦やうどんなど食事ができる本丸茶屋で一休み。最後は二の丸の2019年4月に歴史見聞館をリニューアルしたNINJA館で、北条氏を陰で支えた風魔忍者について学ぶことができ、からくり屋敷やデジタル技術を駆使したアトラクションも楽しかった。

風魔忍者について体験もできるNINJA館

風魔忍者について体験もできるNINJA館

小田原城/Odawara Castle

住所
〒250-0014 神奈川県小田原市城内 < 地図を表示 >
Tel
0465-22-3818
公式サイト
小田原城 難攻不落の城
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