埼玉県東松山市の南西、クヌギ・アカマツなどの雑木林に囲まれた比企丘陵にある「埼玉県こども動物自然公園」は1980年5月に開園。大自然の中で動物と触れ合い、楽しみながら学べる施設。
埼玉県こども動物自然公園はコアラ、レッサーパンダ、ペンギンなど200種類以上の動物たちが暮らし、カピバラがゆったり温泉につかる「カピバラ温泉」で一躍有名になった動物園。園内は広くゾウやライオンなどの定番動物はいないが、性格のおとなしい草食系や小動物が多い。さらに絵本がたくさんある国際児童記念館「こどもの城」や絵本のピーターラビットで有名な「ビアトリクス・ポター資料館」、冒険の森アスレチックなど施設が充実しているため1日中遊ぶことができる。
緑に囲まれた広い敷地の公園
気持ち良さそうに寝ているコアラ
2歳の娘から動物園をリクエストされたため、じゃぶじゃぶ池もある埼玉県こども動物自然公園へ。関越の鶴ヶ島ICから国道407号線を北上して約20分ほどで到着。チケット購入後、正門を抜けた噴水広場には緑を刈り込んだレッサーパンダのトピアリーがお出迎え。最初の動物はサバンナの光景でよく見られるキリンとシマウマから。一緒にいるのは敵から身を守るためでキリンは遠目がきき、シマウマは自分の周辺に対する警戒心が強く安心して食事ができる。隣のポニー・乗馬コーナーは4歳以上のため眺めていると、スタッフがポニーにタッチできるよう誘導してくれる嬉しい心配り。
公園のシンボル「天馬の塔」を超えて東園を目指して数分歩くと、真夏日のためすでに滝のような汗。売店で水分補給をしていると100円で動くカートのトラップで時間を取られたが、何とか目的のコアラに辿り着く。残念ながらコアラはユーカリの木の上で眠っていたが、寝ている姿もとても可愛い。この動物園を最初に有名にしたのは1986年にオーストラリアからやって来たコアラで、連日ニュースに取り上げられたほど。起きているコアラを見たい場合はご飯の13時頃がおすすめ。
放し飼いで食事に夢中のマーラ