2006年ドイツワールドカップ開催に合わせ同年3月に開業した「ベルリン中央駅」。設計はベルリン・テーゲル空港の建築で知られる建築家集団「GMP」のマインハルト・フォン・ゲルカン。
ベルリン中央駅はドイツの首都ベルリンの主要駅で、ヨーロッパでも最大級のターミナル駅として毎日約30万人が利用している。駅は巨大で地下2階から地上3階の5層構造となり、列車のプラットホームが全部で14ある。1990年に東西ドイツが統一、1991年にはベルリンがドイツの首都と定められ、近未来的なガラス張りの外観は開かれたドイツの象徴と思わせるほどの存在感。駅の中はショピングモールのようなフードコートやブティック、スーパーや両替所にシャワー室など何でも揃っている。
鉄筋とガラス張りが特徴的な外観
南側エントランスから入った駅構内
初めてのベルリン旅行で毎日使用したベルリン中央駅。ドイツ語で“Berlin Hauptbahnhof”と書きhaupt(ハウプト)は 「主要な」、Bahnhof(バーンホフ)は「駅」を意味する。南側のワシントン広場から入ると、吹き抜けの空間が広がり自然光でもとても明るい。構内の東西を列車が横切り、長距離の高速列車ICE(ドイツ版新幹線)や都市近郊列車のSバーン・Uバーンなどが各地を結ぶ。
駅には改札がなく、オープンな状態で乗車券無しでもホームまで入ることができる。列車に乗るには乗車券が必要とツーリストインフォメーションで教わり券売機で購入。言語と移動するゾーン(区間)、大人・子供を選択して現金かクレジットで支払い、近くにある打刻機に通して完了。改札が無い代わりに信用乗車方式を採用し、車内で検札員が検査をして乗車券が無いと罰金が科せられる。
ベルリンの情報が揃う「ツーリストインフォメーション」