Architecture | PANDA Chronicle - Part 10( 10 )

国内外を問わず、今まで訪れた建築を美術館・博物館中心に紹介。展示作品についても。

モダンデザインの原点「バウハウス アーカイブ」
ベルリン中心地から西に離れたティーアガルテン地区に位置する「バウハウス アーカイブ」は1979年に開館。設計は建築・美術の教育機関「バウハウス」の創立者、ヴァルター・グロピウス。 バウハウス アーカイブはモダンデザインの基礎を築き、建築や美術・デザインに多大な影響を与えたバウハウス造形学校の資料や歴史(1919~193...
ミース設計のベルリン「新ナショナルギャラリー」
近代から現代の絵画を中心に展示しているベルリンの美術館「新ナショナルギャラリー」は1968年9月に開館。設計は近代建築三大巨匠の一人、ドイツのミース・ファン・デル・ローエ。 新ナショナルギャラリーは人々を魅了するノルデ、キルヒナー、グロッス、ディックス、ムンクをはじめ、20世紀以降の美術史を俯瞰するような西洋絵画や彫刻...
出会いと別れを彩り、新たな時代を築く「ベルリン中央駅」
2006年ドイツワールドカップ開催に合わせ同年3月に開業した「ベルリン中央駅」。設計はベルリン・テーゲル空港の建築で知られる建築家集団「GMP」のマインハルト・フォン・ゲルカン。 ベルリン中央駅はドイツの首都ベルリンの主要駅で、ヨーロッパでも最大級のターミナル駅として毎日約30万人が利用している。駅は巨大で地下2階から...
世界有数のハブ空港「アムステルダム・スキポール空港」
"ヨーロッパの空の玄関口"と言われるオランダ・アムステルダムの「スキポール空港」は1920年5月に民間空港として開港。欧州を代表する空港の設計は同国の建築家、ベンテム・クラウェル。 世界中の旅行者から評価の高いスキポール空港は、分かりやすい案内表示に移動しやすいターミナル、乗り継ぎ時間を楽しく過ごすせる施設が充実してい...
SANAA設計の街と共に成長する「金沢21世紀美術館」
公園のように誰でも気軽に訪れることのできる「金沢21世紀美術館」は2004年10月に開館。設計は同年にヴェネチアビエンナーレ国際建築展の金獅子賞を受賞した建築ユニットのSANAA。 金沢21世紀美術館は愛称「まるびぃ」や「21美(にじゅういちび)」と呼ばれ、白い円盤形に全面ガラス張りの建物が特徴的。収蔵作品は空間全体を...
常設展の無い新しいタイプの美術館「国立新美術館」
青山霊園や青山公園など緑豊かな周辺環境を活かした六本木の「国立新美術館」は2007年1月に開館。日本で最も新しく5館目に建てられた国立美術館の設計は建築界の奇才、黒川紀章。 国立新美術館は常設コレクションを持たず、1階から3階の国内最大級展示スペースに公募展・企画展など多彩な展覧会を開催する新しいタイプの美術館。美術に...
ル・コルビュジエ設計の上野「国立西洋美術館」
上野にあるモネ、ルノワールなど印象派の絵画やロダンの彫刻をはじめとする西洋美術専門の「国立西洋美術館」は1959年4月に開館。設計は近代建築三大巨匠の一人、ル・コルビュジエ。 国立西洋美術館は川崎造船所(現 川崎重工業)社長を務めた松方幸次郎のフランス美術コレクション「松方コレクション」を中心に展示。松方コレクションは...
新しい世代へ映画を伝える「シネマテーク・フランセーズ」
映画作品の保存・修復・配給を目的としてフランス政府が出資するパリ・ベルシーの文化施設「シネマテーク・フランセーズ」は2005年9月に開館。設計はアメリカの鬼才、フランク・ゲーリー。 1936年9月、シネマテーク・フランセーズは過去の映画作品を新しい世代に広く知ってもらう目的で設立。第二次世界大戦後、パリ市内を転々とした...
現代文化を世界に発信する「ポンピドゥー・センター」
パリの中心部、ボブール地区にある複合文化施設「ポンピドゥー・センター」は1977年1月に開館。斬新なデザインで一際異彩を放つ建物の設計はレンゾ・ピアノ+リチャード・ロジャース。 ポンピドゥー・センターは国立近代美術館をはじめ公共図書館・国立音響研究所などがあり、正式名称はジョルジュ・ポンピドゥー国立美術文化センター(L...
アートが集う光の箱「カルティエ現代美術財団」
パリのラスパイユ通りにガラススクリーンが一際目立つ「カルティエ現代美術財団」は、1994年に開館。設計はガラスの透明感と光の反射で独自の存在感を出すジャン・ヌーヴェル。 カルティエ現代美術財団はジュエリー・ブランドで有名なカルティエが現代アートの普及と発展のため、個々のアーティストが持つ「創造性」を重要視し、各展覧会ご...