Architecture | PANDA Chronicle - Part 10( 10 )

国内外を問わず、今まで訪れた建築を美術館・博物館中心に紹介。展示作品についても。

ル・コルビュジエ設計の上野「国立西洋美術館」
上野にあるモネ、ルノワールなど印象派の絵画やロダンの彫刻をはじめとする西洋美術専門の「国立西洋美術館」は1959年4月に開館。設計は近代建築三大巨匠の一人、ル・コルビュジエ。 国立西洋美術館は川崎造船所(現 川崎重工業)社長を務めた松方幸次郎のフランス美術コレクション「松方コレクション」を中心に展示。松方コレクションは...
新しい世代へ映画を伝える「シネマテーク・フランセーズ」
映画作品の保存・修復・配給を目的としてフランス政府が出資するパリ・ベルシーの文化施設「シネマテーク・フランセーズ」は2005年9月に開館。設計はアメリカの鬼才、フランク・ゲーリー。 1936年9月、シネマテーク・フランセーズは過去の映画作品を新しい世代に広く知ってもらう目的で設立。第二次世界大戦後、パリ市内を転々とした...
現代文化を世界に発信する「ポンピドゥー・センター」
パリの中心部、ボブール地区にある複合文化施設「ポンピドゥー・センター」は1977年1月に開館。斬新なデザインで一際異彩を放つ建物の設計はレンゾ・ピアノ+リチャード・ロジャース。 ポンピドゥー・センターは国立近代美術館をはじめ公共図書館・国立音響研究所などがあり、正式名称はジョルジュ・ポンピドゥー国立美術文化センター(L...
アートが集う光の箱「カルティエ現代美術財団」
パリのラスパイユ通りにガラススクリーンが一際目立つ「カルティエ現代美術財団」は、1994年に開館。設計はガラスの透明感と光の反射で独自の存在感を出すジャン・ヌーヴェル。 カルティエ現代美術財団はジュエリー・ブランドで有名なカルティエが現代アートの普及と発展のため、個々のアーティストが持つ「創造性」を重要視し、各展覧会ご...
世界の文化に敬意を払う「ケ・ブランリー美術館」
パリのエッフェル塔のすぐ側、セーヌ川沿いにありアフリカ・アジア・オセアニア・アメリカなどの文化を紹介する「ケ・ブランリー美術館」は2006年6月に開館。設計はジャン・ヌーヴェル。 ケ・ブランリー美術館は世界のあらゆる文化に平等な敬意を払うことを信念として創設。構想当時はパリ市長だったジャック・シラクが大統領に就任すると...
生物の進化を学ぶ!パリ国立自然史博物館「進化大陳列館」
パリ5区にある国立自然史博物館の1つで、生物の進化を学べる「進化大陳列館」は1889年に開館。ポール・シュメトフの設計で外観はそのままに大規模なリニューアルを1994年に実施。 国立自然史博物館は、その歴史をルイ13世の時代まで遡る広大なパリ植物園の敷地内にある。植物園を取り巻くように進化大陳列館の他に比較解剖学と古生...
ジャン・ヌーヴェル傑作の美術館「アラブ世界研究所」
アラブ諸国文化を発信するパリの「アラブ世界研究所」は1987年12月に開館。設計はこの作品で一躍脚光を浴び、ガラス建築を得意とするジャン・ヌーヴェルとアーキテクチャ・スタジオ。 パリ5区のセーヌ川沿いで一際存在感のあるアラブ世界研究所は、フランスとアラブ世界の文化交流を促進し、美術館や図書館・劇場・レストラン・ミュージ...
モダニズム建築の始祖にして至高の建物「サヴォア邸」
近代建築史上最も有名な建築の一つとして、中世の香り漂うパリ郊外のポワシーにある「サヴォア邸」は1931年に完成。設計はスイス出身の建築家で近代建築三大巨匠の一人、ル・コルビュジエ。 サヴォア邸は保険会社のオーナー、ピエール・サヴォアが週末を過ごすための住居として建てられた。施主からは最小限の要望と予算以外は自由に任され...
フランスの空の玄関口「シャルル・ド・ゴール空港」
フランスの初代大統領に因んで名付けられたパリの「シャルル・ド・ゴール空港」は1974年3月に開港。設計はパリ空港公団(ADP)の副総裁も務めたフランスのポール・アンドリュー。 シャルル・ド・ゴール空港はパリ北東約23kmに位置し、通称「ロワシー(Roissy)」と呼ばれている。オルリー空港と並ぶフランスの国際空港で、広...
近代建築の最高傑作「バルセロナ・パビリオン」
1929年のバルセロナ万博で建てられた「バルセロナ・パビリオン」は万博終了後に解体されるが1986年6月に再建。設計は20世紀のモダニズム建築を代表するミース・ファン・デル・ローエ。 近代建築三大巨匠の一人、ミースが設計したドイツ館=バルセロナ・パビリオンは3枚の大理石壁とスチール十字型柱にガラスで構成され、装飾がなく...