Architecture | PANDA Chronicle - Part 7( 7 )

国内外を問わず、今まで訪れた建築を美術館・博物館中心に紹介。展示作品についても。

岡本太郎の魅力に惹きつけられる「川崎市岡本太郎美術館」
広大な生田緑地の美しい自然に囲まれ、日本を代表する芸術家・岡本太郎の作品を展示している「川崎市岡本太郎美術館」は1999年10月に開館。設計は総合的な設計組織事務所の久米設計。 大阪万博(EXPO'70)のシンボル「太陽の塔」や、「芸術は爆発だ!」の名言など独特の世界観で人々を魅了した岡本太郎の美術作品や資料など約1,...
軽やかで気品あるドレスを纏った「ディオール表参道」
個性的な建築が連なる表参道で、ドレスを纏ったような佇まいが特徴的な「ディオール表参道」は2003年12月にオープン。設計は金沢21世紀美術館などで知られる妹島和世と西沢立衛のSANAA。 クリスチャン・ディオールの旗艦店として建てられたディオール表参道。建物は地下1階から地上4階・塔屋の構成でエレガントなディオールのレ...
景観・環境に調和しトレンドを発信する「表参道ヒルズ」
ファッション・アート・文化などのトレンドを発信する「表参道ヒルズ」は2006年2月にオープン。表参道の穏やかな坂道をそのまま建物内のパブリックスペースとして取り入れた設計は安藤忠雄。 ケヤキ並木が続く表参道に、商業・住宅施設を持ち合わせた複合施設の表参道ヒルズ。縦長のガラスが連なる全長は約250mもあり、ケヤキ並木とほ...
オリエント急行で贅沢なティータイム「箱根ラリック美術館」
フランスの宝飾デザイナー、ガラス工芸家として有名なルネ・ラリックの作品を展示する「箱根ラリック美術館」は2005年3月に開館。設計は大手総合建設会社のKAJIMA DESIGN(鹿島建設)。 植物をモチーフに流れるような曲線が特徴のアール・ヌーヴォーと、直線を基調とした実用的なデザインが特徴のアール・デコの両面で活躍し...
箱根で世界に誇る名作アートを楽しむ「ポーラ美術館」
箱根の自然に溶けこむような「ポーラ美術館」は2002年9月に開館。ポーラ化粧品で知られるポーラ創業の二代目、鈴木常司が数十年にわたって収集した美術品を展示している。設計は日建設計。 ポーラ美術館は西洋絵画に日本洋画や日本画、ガラス工芸に化粧道具など約9,500点ものコレクションを収蔵・展示している。特に西洋絵画ではモネ...
伊東豊雄設計の産婦人科医院「東京マザーズクリニック」
胎児ドックと無痛分娩で有名な産婦人科医院「東京マザーズクリニック」は2012年1月に開院。設計は2013年にプリツカー賞を受賞し、せんだいメディアテークが代表作として知られる伊東豊雄。 世田谷の東急田園都市線 用賀駅から徒歩12分程の閑静な住宅街に佇む「東京マザーズクリニック」。国内でも数少ない無痛分娩へのニーズに応え...
緑溢れる「砧公園」とその豊かな自然に佇む「世田谷美術館」
世田谷区の東京都立公園「砧公園」は1957年4月に開園。ゴルフ場だった自然の地形を生かし、芝生広場と樹林で構成されている。公園内の「世田谷美術館」は内井昭蔵の設計で1986年3月に開館。 砧公園は元々、1940年が神武天皇の即位から2600年にあたりその記念行事として都市計画された大緑地。二子玉川・成城学園など閑静な住...
14世紀に創建された琉球建築の傑作「首里城」
琉球建築の最高傑作と言われる沖縄那覇市の「首里城」は14世紀に創建。琉球王国国王の居城、そして首里王府の本部として海外貿易の拠点となった那覇を見下ろす小高い丘の上に位置する。 首里城は1429年から1879年まで栄えた琉球王国の中心として政治・祭礼の拠点となり、中国や東南アジアなどの交易から独自の文化が生まれた。194...
人間本来の感覚を再確認できる「養老天命反転地」
美術家・荒川修作とパートナーで詩人のマドリン・ギンズによる構想を体験型芸術庭園にした「養老天命反転地」は1995年10月に開園。10個のパビリオンがユニークなテーマで五感を刺激する。 養老天命反転地は岐阜県の名瀑「養老の滝」を中心とした養老公園内にあり、メインパビリオン「極限で似るものの家」とすり鉢状の「楕円形のフィー...
直島300年の歴史と記憶を継承する「家プロジェクト」
直島「家プロジェクト」は1998年3月に開始。役場や郵便局などが集まる直島の中心地、本村地区の点在する空き家などを復元・改修し、空間そのものを作品化(インスタレーション)している。 地域再生の一環としてアート事業は数多く存在するが、直島「家プロジェクト」の取組は一つの理想形と言われている。瀬戸内海に浮かぶ島という特別な...