Architecture | PANDA Chronicle - Part 9( 9 )

国内外を問わず、今まで訪れた建築を美術館・博物館中心に紹介。展示作品についても。

直島の美しい景観に溶け込み光をつなぐ「地中美術館」
ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレル、クロード・モネの作品が恒久的に展示され、建物が地中に埋設した直島「地中美術館」は2004年7月に開館。設計は直島で4件目となる安藤忠雄。 ベネッセアートサイト直島代表の福武總一郎がモネの「睡蓮」を購入したことがきっかけで構想が具体化した地中美術館。アーティストとキュレーターが...
安藤忠雄設計の直島「ベネッセハウス ミュージアム」
美術館とホテルが一体となり、世界でも類い稀な施設の直島「ベネッセハウス ミュージアム」は1992年7月に開館。ベネッセアートサイト直島代表、福武總一郎の依頼で安藤忠雄が設計。 ベネッセハウス ミュージアムはベネッセアートサイト直島の中核施設「ベネッセハウス」の本館・ミュージアム棟で「自然・建築・アートの共生」をコンセプ...
アートと過ごす至福の一時、直島「ベネッセハウス パーク」
館内の各所にアートがあり客室からは瀬戸内海、さらには四国の山並みが一望できる直島「ベネッセハウス パーク」は2006年7月に開館。設計は直島で数々の建築を手掛けている安藤忠雄。 ベネッセハウス パークは宿泊施設以外に現代美術作家 杉本博司のサイトスペシフィック・ワークをはじめ、宿泊者だけが鑑賞できる作品を展示している。...
直島はSANAA設計「海の駅 なおしま」がお出迎え
直島の海の玄関として多くの来場者を迎えるフェリーターミナル「海の駅 なおしま」は2006年10月にオープン。設計は2010年にプリツカー賞を受賞した、妹島和世と西沢立衛のSANAA。 瀬戸内海に浮かぶアートの島として知られる直島の玄関口、宮浦港に建てられた「海の駅 なおしま」は平屋でSANAAらしく透明感のあるデザイン...
光が降り注ぎ自然と一体化した「軽井沢千住博美術館」
滝のシリーズが有名な美術作家、千住博の個人美術館「軽井沢千住博美術館」は2011年10月に開館。設計は先鋭的なデザインと、妹島和世とのユニット「SANAA」でも活躍している西沢立衛。 軽井沢千住博美術館は周囲の自然や地形と一体となるガラス張りの建物で、館内は明るく開放的。千住博が1978年から制作した作品を約100点収...
1歩先のデザインを目指し発信する「21_21 DESIGN SIGHT」
日常的な出来事に改めて目を向け、デザインの視点から提案・発信する「21_21 DESIGN SIGHT」は2007年3月に開館。巨大屋根や日本最長の複層ガラスなど建築技術を結集した設計は安藤忠雄。 21_21 DESIGN SIGHTはデザインの現状・制作現場をよく知るデザイナー、三宅一生(服飾)・佐藤卓(グラフィック...
現代アートと美術館カフェの草分け的存在「原美術館」
北品川の閑静な住宅街で、様々なジャンルの現代アートを積極的に展示する「原美術館」は1979年12月に開館。設計は東京国立博物館や銀座和光(旧服部時計店)などを手掛けた渡辺仁。 原美術館は元々、東京ガス会長や日本航空会長などを歴任した実業家・原邦造の私邸として1938年に建造された。戦後にはGHQにより取り壊されそうにな...
個性的な展覧会で現代アートを牽引する「東京都現代美術館」
現代アートを魅力溢れるメッセージで伝え、開かれた美術館を目指す「東京都現代美術館」は1995年3月に開館。設計は新国立劇場や東京オペラシティなど、公共建築を多数手がける柳澤孝彦。 東京都現代美術館が所蔵している約5,000点のコレクションは、常設展示「MOTコレクション」展として活用され、話題性や親近性の高いテーマで多...
宇宙船モバイルアートが出現!「アラブ世界研究所」
アラブ世界とフランスの文化交流を促進するパリの「アラブ世界研究所」。ジャン・ヌーヴェル設計の建物に魅せられての3度目となる訪問は、夜の外観を撮る目的が思わぬサプライズに歓喜! パリでアラブ諸国の文化に親しむことができる「アラブ世界研究所」。そのアラブ世界研究所へ近くのホテルから三脚を担ぎ張り切って到着すると、南側広場に...
ユダヤ人の歴史を直視する「ベルリン・ユダヤ博物館」
ベルリンの壁が建っていたクロイツベルク地区にある「ベルリン・ユダヤ博物館」は2001年9月に開館。史実の重みや悲しさを物語るような建物の設計はダニエル・リベスキンド。 ベルリン・ユダヤ博物館は若者に人気のある地区、クロイツベルクに開館した市立博物館。建物は稲妻のようにジグザグに折れ曲がり、外壁には切りつけたようなスリッ...