Architecture | PANDA Chronicle - Part 9( 9 )

国内外を問わず、今まで訪れた建築を美術館・博物館中心に紹介。展示作品についても。

現代アートと美術館カフェの草分け的存在「原美術館」
北品川の閑静な住宅街で、様々なジャンルの現代アートを積極的に展示する「原美術館」は1979年12月に開館。設計は東京国立博物館や銀座和光(旧服部時計店)などを手掛けた渡辺仁。 原美術館は元々、東京ガス会長や日本航空会長などを歴任した実業家・原邦造の私邸として1938年に建造された。戦後にはGHQにより取り壊されそうにな...
個性的な展覧会で現代アートを牽引する「東京都現代美術館」
現代アートを魅力溢れるメッセージで伝え、開かれた美術館を目指す「東京都現代美術館」は1995年3月に開館。設計は新国立劇場や東京オペラシティなど、公共建築を多数手がける柳澤孝彦。 東京都現代美術館が所蔵している約5,000点のコレクションは、常設展示「MOTコレクション」展として活用され、話題性や親近性の高いテーマで多...
宇宙船モバイルアートが出現!「アラブ世界研究所」
アラブ世界とフランスの文化交流を促進するパリの「アラブ世界研究所」。ジャン・ヌーヴェル設計の建物に魅せられての3度目となる訪問は、夜の外観を撮る目的が思わぬサプライズに歓喜! パリでアラブ諸国の文化に親しむことができる「アラブ世界研究所」。そのアラブ世界研究所へ近くのホテルから三脚を担ぎ張り切って到着すると、南側広場に...
ユダヤ人の歴史を直視する「ベルリン・ユダヤ博物館」
ベルリンの壁が建っていたクロイツベルク地区にある「ベルリン・ユダヤ博物館」は2001年9月に開館。史実の重みや悲しさを物語るような建物の設計はダニエル・リベスキンド。 ベルリン・ユダヤ博物館は若者に人気のある地区、クロイツベルクに開館した市立博物館。建物は稲妻のようにジグザグに折れ曲がり、外壁には切りつけたようなスリッ...
モダンデザインの原点「バウハウス アーカイブ」
ベルリン中心地から西に離れたティーアガルテン地区に位置する「バウハウス アーカイブ」は1979年に開館。設計は建築・美術の教育機関「バウハウス」の創立者、ヴァルター・グロピウス。 バウハウス アーカイブはモダンデザインの基礎を築き、建築や美術・デザインに多大な影響を与えたバウハウス造形学校の資料や歴史(1919~193...
ミース設計のベルリン「新ナショナルギャラリー」
近代から現代の絵画を中心に展示しているベルリンの美術館「新ナショナルギャラリー」は1968年9月に開館。設計は近代建築三大巨匠の一人、ドイツのミース・ファン・デル・ローエ。 新ナショナルギャラリーは人々を魅了するノルデ、キルヒナー、グロッス、ディックス、ムンクをはじめ、20世紀以降の美術史を俯瞰するような西洋絵画や彫刻...
出会いと別れを彩り、新たな時代を築く「ベルリン中央駅」
2006年ドイツワールドカップ開催に合わせ同年3月に開業した「ベルリン中央駅」。設計はベルリン・テーゲル空港の建築で知られる建築家集団「GMP」のマインハルト・フォン・ゲルカン。 ベルリン中央駅はドイツの首都ベルリンの主要駅で、ヨーロッパでも最大級のターミナル駅として毎日約30万人が利用している。駅は巨大で地下2階から...
世界有数のハブ空港「アムステルダム・スキポール空港」
"ヨーロッパの空の玄関口"と言われるオランダ・アムステルダムの「スキポール空港」は1920年5月に民間空港として開港。欧州を代表する空港の設計は同国の建築家、ベンテム・クラウェル。 世界中の旅行者から評価の高いスキポール空港は、分かりやすい案内表示に移動しやすいターミナル、乗り継ぎ時間を楽しく過ごすせる施設が充実してい...
SANAA設計の街と共に成長する「金沢21世紀美術館」
公園のように誰でも気軽に訪れることのできる「金沢21世紀美術館」は2004年10月に開館。設計は同年にヴェネチアビエンナーレ国際建築展の金獅子賞を受賞した建築ユニットのSANAA。 金沢21世紀美術館は愛称「まるびぃ」や「21美(にじゅういちび)」と呼ばれ、白い円盤形に全面ガラス張りの建物が特徴的。収蔵作品は空間全体を...
常設展の無い新しいタイプの美術館「国立新美術館」
青山霊園や青山公園など緑豊かな周辺環境を活かした六本木の「国立新美術館」は2007年1月に開館。日本で最も新しく5館目に建てられた国立美術館の設計は建築界の奇才、黒川紀章。 国立新美術館は常設コレクションを持たず、1階から3階の国内最大級展示スペースに公募展・企画展など多彩な展覧会を開催する新しいタイプの美術館。美術に...