京都の洛北、鷹峯三山の麓にある「ROKU KYOTO」は2021年9月に開業。ヒルトンの最上級ブランド「LXR ホテルズ&リゾーツ」として、ドバイ・ロンドン・アンギラに続く4拠点目のホテル。
一級河川の天神川が流れるROKU KYOTOが建つ地は400年以上前に本阿弥光悦が芸術村を築き上げ、金銀の華やかな装飾や大胆なデザインが特徴的な琳派発祥の地。ホテルは芸術村の着想を得た「アーティスト レジデンス」をコンセプトに客室は唐紙、アライアバルは漆、レストランは竹など空間ごとにラグジュアリーなテーマを設定し京都の伝統・技術が散りばめられている。天然温泉を使用した屋外サーマルプールも魅力的で、四季折々の風景を楽しみながら1年を通じて利用できる。
シンメトリーで美しいアライバルスペース
上質な空間でゆっくり寛げる客室
京都旅行の宿泊は京都駅からタクシーで30分程の距離にあるROKU KYOTO。染織の名門「しょうざん」の美意識が創りあげたしょうざんリゾート京都の敷地内で、豊かな自然に囲まれ日常を忘れてしまいそうな静寂に包まれている。アライバルエリアの木の格子や水盤・中庭を望む構図が素晴らしく、特別な空間に胸が高鳴る。レセプションでチェックインするとルームキーは木製で、ケースは鷹峯がモデルになった花札の「芒に月(坊主)」を見立ててデザインされている。
客室はデラックスからプレミアデラックスへ嬉しいアップグレード。最上階の4階で眺望が良く、壁の唐紙や上質な調度品が風雅なアクセントになっている。バスルームはラグジュアリーホテルらしいスタイリッシュなデザインで、ウォークインクローゼットは衣類や荷物も十分収まる広さ。プールの時間までは和モダンなティーハウスでカプチーノを飲みながら景色を眺めまったりと。ROKU KYOTOのロゴに投影されている北山杉は車寄せや水盤などに点在し、優美な樹形に目を奪われる。
宿泊者なら誰でも利用できるティーハウス