日本・東洋の古美術品コレクションを展示し、広大で美しい日本庭園がある南青山の「根津美術館」は1941年10月に開館。歴史ある美術館は隈研吾の設計により2009年10月にリニューアル。 根津美術館は東武鉄道の社長などを務めた実業家で、政治家・茶人でもあった根津嘉一郎が収集した国宝7件・重要文化財87件・重要美術品94件を...
美術館・博物館 | PANDA Chronicle - Part 7( 7 )
美術館・博物館の基本情報・作品・建築について紹介。
広大な生田緑地の美しい自然に囲まれ、日本を代表する芸術家・岡本太郎の作品を展示している「川崎市岡本太郎美術館」は1999年10月に開館。設計は総合的な設計組織事務所の久米設計。 大阪万博(EXPO'70)のシンボル「太陽の塔」や、「芸術は爆発だ!」の名言など独特の世界観で人々を魅了した岡本太郎の美術作品や資料など約1,...
フランスの宝飾デザイナー、ガラス工芸家として有名なルネ・ラリックの作品を展示する「箱根ラリック美術館」は2005年3月に開館。設計は大手総合建設会社のKAJIMA DESIGN(鹿島建設)。 植物をモチーフに流れるような曲線が特徴のアール・ヌーヴォーと、直線を基調とした実用的なデザインが特徴のアール・デコの両面で活躍し...
芝生に彫刻を配置した「彫刻庭園」形式で、国内初の野外美術館「箱根 彫刻の森美術館」は1969年8月に開館。設計は東京都庁舎など多くの公共施設にモニュメントを残した彫刻家の井上武吉。 箱根の山々が見渡せる広大な敷地およそ7万平方mに、ヘンリー・ムーア、ジョアン・ミロ、オーギュスト・ロダンなどの彫刻が約120点、散策気分で...
箱根の自然に溶けこむような「ポーラ美術館」は2002年9月に開館。ポーラ化粧品で知られるポーラ創業の二代目、鈴木常司が数十年にわたって収集した美術品を展示している。設計は日建設計。 ポーラ美術館は西洋絵画に日本洋画や日本画、ガラス工芸に化粧道具など約9,500点ものコレクションを収蔵・展示している。特に西洋絵画ではモネ...
世田谷区の東京都立公園「砧公園」は1957年4月に開園。ゴルフ場だった自然の地形を生かし、芝生広場と樹林で構成されている。公園内の「世田谷美術館」は内井昭蔵の設計で1986年3月に開館。 砧公園は元々、1940年が神武天皇の即位から2600年にあたりその記念行事として都市計画された大緑地。二子玉川・成城学園など閑静な住...
美術家・荒川修作とパートナーで詩人のマドリン・ギンズによる構想を体験型芸術庭園にした「養老天命反転地」は1995年10月に開園。10個のパビリオンがユニークなテーマで五感を刺激する。 養老天命反転地は岐阜県の名瀑「養老の滝」を中心とした養老公園内にあり、メインパビリオン「極限で似るものの家」とすり鉢状の「楕円形のフィー...
直島「家プロジェクト」は1998年3月に開始。役場や郵便局などが集まる直島の中心地、本村地区の点在する空き家などを復元・改修し、空間そのものを作品化(インスタレーション)している。 地域再生の一環としてアート事業は数多く存在するが、直島「家プロジェクト」の取組は一つの理想形と言われている。瀬戸内海に浮かぶ島という特別な...
島の豊かな自然と空き家・空き地を活用し、アートと建築が住民の生活と一体となって展開する犬島「家プロジェクト」は2010年7月に開始。ディレクションは長谷川祐子と妹島和世。 犬島「家プロジェクト」は直島の家プロジェクト同様に過疎化が進む集落の廃屋などを利用し、アートが日常生活と限りなく近距離に存在することで訪れた方と住民...
廃墟となった銅製錬所を美術館として保存・再生した「犬島精錬所美術館」は2008年4月に開館。環境に負荷を与えないよう電気を使わず自然エネルギーだけで館内を快適に保つ設計は三分一博志。 瀬戸内海に浮かぶ周囲約4kmの犬島は岡山県で唯一人が住む小さな島。古くは御影石の産地で栄えたが、近代化に伴い帯江鉱山の製練所が1909年...