子どもの本は未来を切り拓く!上野「国際子ども図書館」

子どもの本は未来を切り拓く!上野「国際子ども図書館」

上野公園の外れにある「国際子ども図書館」は1906年に建設された帝国図書館の保存を努めながら2002年5月に全面開館。改修設計は安藤忠雄と日建設計で2015年9月にオープンした新館のアーチ棟も設計。

国立国会図書館 国際子ども図書館は国内外の児童書とその関連資料を収集・保存・提供する、国立の児童書専門図書館。誰でも無料で利用でき児童書の魅力を展示会やイベントを通じて伝え、図書館や読書に親しむきっかけを提供している。建物は図書館はもちろんミュージアムやホールにカフェなどがあるレンガ棟と、研修室・資料室からなるアーチ棟に分かれている。
ガラスボックスが印象的なレンガ棟のエントランス

ガラスボックスが印象的なレンガ棟のエントランス

高い天井で音響効果に優れたホール

高い天井で音響効果に優れたホール

国立西洋美術館が世界遺産に登録され混雑は避けたいと躊躇していたが、我慢出来ずに上野へ。台風が去り快晴の中、博物館や美術館など多くの文化施設が並ぶ上野公園の端まで10分ほど歩いて国際子ども図書館に到着。建物は明治期を代表するルネサンス様式の洋風建築のひとつで美しい佇まい。

増築されたガラスボックスから館内に入るとレトロな階段にコンサートも催されるホールや100年前のシャンデリアなど、帝国図書館時代の歴史ある風合いを残した建物で見どころがたくさんある。国際子ども図書館は日本国内で出版されたほぼすべての児童書約40万冊を所蔵し、絵本だけでも約9,000冊と何とも羨ましい環境にため息が出る。
ガラスの曲面が美しいアーチ棟

ガラスの曲面が美しいアーチ棟

アーチ棟1階から見渡す館内

アーチ棟1階から見渡す館内

アーチ棟は曲線が美しいガラス張りのカーテンウォールが特徴で本をめくるイメージで設計された。青い空が映り込み透明感のある現代建築と重厚感のあるレンガ棟とのコントラストが面白い。館内は児童書の調査研究のための資料室がメインで、講演会や研修会などを開催する研修室もある。

最後はカフェ「Bell」で休憩。中庭のテラスも利用できレンガ棟とアーチ棟を眺めているだけで時間が過ぎていく。明治期と現代建築の中で、子どもたちが絵本や児童書を好きなだけ読める環境はとても素晴らしい。感性や創造力を豊かにする本をぜひ自分の手で触れ、読書の楽しみを見つけて欲しい。
軽食・ランチだけでも利用できるカフェ「Bell」

軽食・ランチだけでも利用できるカフェ「Bell」

国立国会図書館 国際子ども図書館/International Library of Children’s Literature

住所
〒110-0007 東京都台東区上野公園12-49 < 地図を表示 >
Tel
03-3827-2053
設計
安藤忠雄(日本)+日建設計(日本)
公式サイト
国立国会図書館 国際子ども図書館

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