胎児ドックと無痛分娩で有名な産婦人科医院「東京マザーズクリニック」は2012年1月に開院。設計は2013年にプリツカー賞を受賞し、せんだいメディアテークが代表作として知られる伊東豊雄。
世田谷の東急田園都市線 用賀駅から徒歩12分程の閑静な住宅街に佇む「東京マザーズクリニック」。国内でも数少ない無痛分娩へのニーズに応える産婦人科医院は、各分野からのスペシャリストが集結し新しい産科医療の提供を志す。外観は白を基調としたボックス型に、エントランスはグリーンの一面がアクセント。飛び出した2階部分がダイナミックな印象を与え、院内は待合室から診察・入院室まで清潔感のあるシンプルな空間づくりが徹底され、間接照明と自然光が優しく包み込む。
黄緑色の壁にシンプルなロゴ
張りだした2階部分が印象的な建物
我が家の小さな女の子が誕生した東京マザーズクリニック。建物の設計は世界の第一線で活躍し日本を代表する建築家・伊東豊雄。インテリアは空間と人を繋ぐインターフェースを提案する家具デザイナーの藤江和子。さらに各部屋のカーテンはテキスタイルコーディネーター・デザイナーの安東陽子というこだわり。このような場所で産まれる贅沢さといったら、我が子ながら羨ましい限り。
院内は白をベースに床や階段・ドアには木が採用され柔らかな雰囲気。1階待合室は広くゆったりとしたスペースに素敵なソファーと、待ち時間でもリラックスできる空間で壁には伊東豊雄の絵も飾られている。妊産婦さんが安心して受診できるよう案内・会計サポートはもちろん、不安な精神面・生活面へのアドバイスもしてくれるバースコンシェルジュなど徹底されたサービスも素晴らしい。
シンプルで家具も素敵な入院室