宮古島の東部に位置する「新城(あらぐすく)海岸」は遠浅で人気のシュノーケリングスポット。700m程の長さのビーチは砂浜も広く開放的で、売店やシャワーなど設備も充実している。
新城海岸はイノー(礁池)と言われる沖合までサンゴ礁が広がる浅瀬が特徴的な天然ビーチ。アウトリーフまでの距離が遠く、波が穏やかで離岸流を殆ど気にしなくて良いため小さな子どもやシュノーケル初心者でも安心して楽しめる。ウミガメの産卵地で有名な吉野海岸が隣りにあり、かなりの確率でウミガメと遭遇できるのが最大の魅力。カラフルな熱帯魚は種類も豊富で、イソギンチャクに住むカクレクマノミのポイントにはブイが立っているので見つけやすい。
コバルトブルーの青く澄んだ海
浅瀬でも多くの熱帯魚を観察できる
思い切りビーチで遊ぶため新城海岸へ。車を20分程走らせ、県道83号線から右手に琉球石灰岩で作られたサインを左折して急勾配の坂を下ると9時前に到着。残り少ない無料駐車場に駐めることができ早速ビーチへ。モンパの木で覆われたトンネルを抜けると、透明度抜群の青い海が広がりテンションが上がる。パラソルは持ってきたのでビーチの東側にシートを敷いて準備完了。
海に入ると水深が膝くらいの高さで砂地の場所でも熱帯魚がお出迎え。サンゴの密集度が増すごとに魚たちも増え、近づいて逃げたと思ってもすぐに戻ってくるのでじっくり観察できる。見たかったカクレクマノミやツノダシ、ミスジリュウキュウスズメダイなども見つけられ、もう少し深い場所まで行きたかったけど子どもが怖がるため断念。泳ぎが上手になったらの楽しみにしておこう。それにしても旅行前に悩んだ末、水中カメラを買わなかったのは悔やまれる。
白黒の体色が美しいミスジリュウキュウスズメダイ