豪華絢爛な屋台・笠鉾と冬の花火が秩父路を彩る「秩父夜祭」

豪華絢爛な屋台・笠鉾と冬の花火が秩父路を彩る「秩父夜祭」

京都の祇園祭、飛騨の高山祭と共に日本三大曳山祭に数えられる秩父神社の例祭「秩父夜祭」は毎年12/1~6に開催。中でも12/3の例大祭は豪華絢爛な屋台・笠鉾の曳き回しと、冬の花火大会で全国に知られている。

秩父夜祭は江戸時代から300年余り続き、秩父神社に立った絹織物の市「絹大市」(きぬのたかまち)の最終取引を飾る一大行事が発展した伝統あるお祭り。12/2の宵宮(よいみや)、12/3の例大祭の夜祭では、秩父神社にまつる妙見菩薩(女神さま)と秩父神社の神奈備山(かんなびやま)の武甲山に棲む龍神(男神さま)が年に一度、御旅所で逢い引きをすると伝えられる。一連の行事とこの例大祭を彩る屋台4基と笠鉾2基の山車は国の重要無形・有形民俗文化財に指定され、歴史的・文化的に非常に価値が高い。
秩父地方の総鎮守「秩父神社」

秩父地方の総鎮守「秩父神社」

宮地屋台の張出舞台

宮地屋台の張出舞台

12/1に「秩父夜祭」を含む全国の「山・鉾・屋台行事」(18府県・計33件)がユネスコ無形文化遺産の登録に決定した。今回の例大祭は土曜日ということもあり嬉しいニュースと共に大混雑が予想される。天気も快晴に恵まれお昼過ぎに宮地グラウンドの臨時駐車場へ車を駐め、早速秩父神社へと向かう。

秩父神社は予想通りの混雑で参拝もかなりの行列だが、無形文化遺産登録のことも重なりお祭りへの期待をひしひしと感じる。境内では全国でも珍しい屋台に張出を付け芸座を組み立てて上演する屋台芝居(歌舞伎)が奉納される。秩父神社から市街のメイン通りを上町方面へ進むと、露店数の多さに驚く。露店内で食べられる箇所も多く、担々麺やもつ煮などを美味しく頂き冷えた身体を温める。
露店もお祭りの楽しみの一つ

露店もお祭りの楽しみの一つ

御旅所へ向かう本町屋台

御旅所へ向かう本町屋台

日も沈みかけると気温が一気に下がりあっという間に底冷えの寒さに。提灯や雪洞で飾り付けられた屋台・笠鉾が秩父神社から1kmほど離れた御旅所へ向かう曳き回しが始まり、秩父屋台囃子の小気味良いリズムが雰囲気を盛り上げる。それにしても沿道の見物客がもの凄い数に…。例大祭のハイライトは最後の難所として御旅所すぐ手前にある団子坂の曳き上げで、威勢の良い掛け声や歓声・拍手が重なり熱気に包まれ迫力満点。

19時30分からは約6,500発もの花火が打ち上げられ、大きな尺玉やスターマインが冬の澄んだ夜空を彩り秩父の1年を締め括る。花火は高台の羊山公園から打ち上がるため広範囲で見ることができるが、秩父ミューズパークから市内を見下ろす構図も一度は見てみたい。22時過ぎに花火も終了となり最後まで見届けた満足感と、来年もこの場所に居たいと思わせる素晴らしいお祭り。
冬の夜空に舞う花火

冬の夜空に舞う花火

秩父夜祭/Chichibu Yomatsuri Night Festival

住所
〒368-0041 埼玉県秩父市番場町1-3 < 地図を表示 >
Tel
0494-22-0262
公式サイト
秩父夜祭 – 秩父神社

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