2016年11月に文化勲章を受章した前衛芸術家の「草間彌生」。時代の最先端を走り続け、水玉をはじめ初期から現在までの集大成として過去最大級の個展「わが永遠の魂」を国立新美術館で開催。
2017年1月に開館10周年を迎えた国立新美術館に関しては、常設展の無い新しいタイプの美術館「国立新美術館」で触れているため、今回の記事は企画展「草間彌生 わが永遠の魂」について。この展覧会は日本が世界に誇る巨匠、草間彌生の大型絵画シリーズ「わが永遠の魂」から日本初公開作品約130点を筆頭に、創作活動の全貌を約270点の作品で紹介している。(会期は2017/2/22~5/22まで)
屋外作品「木に登った水玉 2017」
大型絵画シリーズ「わが永遠の魂」とオブジェ
アメリカのタイム誌で「世界で最も影響力がある100人」に選出された草間彌生の展覧会を観るために国立新美術館へ。直島で出会った「かぼちゃ」が忘れられず、少しずつグッズなどを集めていた草間彌生の展覧会に興奮しないわけがなく、開館の1時間前に到着。建物周辺の木が水玉で装飾され、草間ワールドと化した国立新美術館も気合が入っている。開館30分前に館内へ案内され展示室の前で並んで待つ。3月8日から始まった「ミュシャ展」も大人気でかなりの人が集まっている。
時間となり入場するといきなり大きな展示室が現れ、メインの作品群「わが永遠の魂」が視界に飛び込む。壁3面が絵画で覆われ空間中央部に「明日咲く花」「真夜中に咲く花」のオブジェが鎮座している。嬉しいことにスマホ・携帯電話の写真はOK(カメラはNG)で、夢中になってスマホで写真を撮る。それにしても強烈な色彩と作品が発するオーラに圧倒されるが、この刺激が堪らない。
作品の迫力に圧倒される