アートが集う光の箱、パリ「カルティエ現代美術財団」

アートが集う光の箱、パリ「カルティエ現代美術財団」

パリのラスパイユ通りでガラススクリーンが一際目立つ「カルティエ現代美術財団」は、1994年に開館。設計はガラスの透明感と光の反射で独自の存在感を出すジャン・ヌーヴェル。

宝飾で有名なカルティエが現代アートの普及と発展のため、個々のアーティストが持つ“創造性”を重要視し、各展覧会ごとに異なる世界観を提案している。ガラススクリーンの建物が特徴で、透明の中に空や樹木を写し出し季節・時間により様々な表情を見せる。
圧倒的な存在感のガラススクリーン

圧倒的な存在感のガラススクリーン

企画展「BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧」

企画展「BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧」

世界中のアーティストに活躍の場を提供し続けている「カルティエ現代美術財団」。メセナ活動(企業による芸術支援活動)としてパリの美術館ではとても貴重な存在で、年数回に渡り企画展が開催されている。日本人も今までに横尾忠則、村上隆、三宅一生、森山大道、川内倫子などの作品が紹介された。村上隆をいち早く海外で紹介したのがカルティエということはあまり知られていない。

今回訪れた時の企画展は北野 武/ビートたけし「BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧」が開かれいた。アーティスト北野 武として作品を観るのは不思議な感じだが、独特のタッチで鑑賞するだけではなく触れられる作品もあり現地の評判はとても良いらしい。
エントランスの緑化壁もアートの一つ

エントランスの緑化壁もアートの一つ

建物裏側のガラスエレベーターを見上げる

建物裏側のガラスエレベーターを見上げる

エントランスの緑化壁は植物学者パトリック・ブランの設計でとても印象的。建築はアラブ世界研究所と同じくジャン・ヌーヴェルが設計。ラスパイユ通りからガラススクリーン、前庭、建物、裏庭まで見ることができる。日中はガラスに映り込む景色と光の反射が、夜は内側から漏れる光がまるで光の箱のように美しい。

建物の裏側は元々あった公園を残した広場で小さな売店やテーブルがあるため、鑑賞した後はここで一休みできる。とてものどかな場所で居心地が良い。ガラスでできたエレベーターも見えるため、美術館の内部などのんびりと眺めているだけでも楽しめる。
作品を鑑賞した後はのどかな裏庭で一休み

作品を鑑賞した後はのどかな裏庭で一休み

カルティエ現代美術財団/Fondation Cartier pour l’art contemporain

住所
261 Boulevard Raspail, 75014 Paris, France < 地図を表示 >
Tel
+33 1 42 18 56 50
設計
ジャン・ヌーヴェル(フランス)
公式サイト
Fondation Cartier pour l’art contemporain

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